【2023年版】バックオフィス・経理の業務委託(アウトソーシング)活用術

今回は、経理スタッフの業務委託(アウトソーシング)活用術をご紹介します。

 ipartnersの場合、代表である私以外のみなさんは全員業務委託のメンバーです。総勢約30名の方々と契約させていただいていますが、日々のバックオフィス・経理業務をどのように効率的かつ品質高く運用していっているのか?のナレッジを共有できればと思います。

実際に一緒に働いているメンバーは子育て中のママさんからフリーランス、副業人材など。バックオフィス・経理・開発などの業務をお願いしています。

■なぜ「業務委託」なのか?
私が会社員を辞めて独立して4年。なぜ、社員ではなく業務委託メンバーなのか?

答えは「自然と。」です。
*最初から考えてこうして行った訳ではなく、その時その時の状況に合わせて行ったらこうなったという意味。

会社設立当初は、気楽に1人でできる範囲でやっていこうと思ってました。
ですが、半年ぐらいで月末週と月初週は週7日/1日12時間ほど手を動かさないと終わらない状況になり、このあたりで「誰か入れないと回らない」状態になりました。

しかし、バックオフィスの経験者のみなさんには共感頂けると思いますが、

①月の2週目・3週目はけっこう時間がある。
②バックオフィス業は売上単価が安いので、利益を確保するために最低限の人員で回す必要がある。
③一人立ちしてもらうまで時間がかかる。(それまでの間は、作業+教育で2倍時間がかかる)

などなど問題があり、また、「継続的な業務だから採用で苦労したくない」と考え、そこでどうするかを考えた末に出した結論が、

「仕事の仕方をマニュアル化して誰でもできるようにし、1日1−2時間ぐらいだけ働きたい方を対象に募集すればいいんじゃないか?」

つまり、

「専門知識や経験が無くてもできて、希望時間で働けるような勤務先にする)」でした。

そのアイデアがでれば後は簡単、

「誰でもできるよう作業マニュアルを作り込む」
「納期スケジュールを作ってそこに向けて作業していくリズムの共有をする」
「1日1−2時間ぐらいだけ働きたい方(=特に子育て中の方と想定)なので、緊急時の欠勤や作業の遅れがあってもカバーしあえるチーム制にする」
「自宅で作業できるようにする」
「取引先にも理解頂ける様関係性を作る&満足頂けるレベルの業務結果を提供する」

という社内環境と社外環境を作っていくだけでした。

1年ぐらいこの活動をしたおかげて、マニュアルなどの資料も充実し、メンバーが新しいメンバーにやり方を教えていける&複数社の作業も並行で行えるようになるまで1ヶ月程度。という循環ができるようになり、また、求人の方も無料求人広告を出しておくだけでバックオフィスメンバーへの応募が毎月2ー3名いただき、1−2名参加していただけるようになりました。

この方法は大手企業でも中小企業でも真似できるところがあると思いますのでぜひ参考にしてみていただければと思います。

バックオフィス・経理の業務フローづくり、仕組みづくり、マニュアル作りなどでお困りの際はいつでもご相談ください。

参考まで、ベンチャー企業がバックオフィス業務をアウトソース(業務委託・外注)する際の注意点を解説したこちらの記事も併せてご覧ください。